「先生に『もう手術しかない』と言われてしまって…でも手術は怖くて。整体で何とかなりませんか?」
こういった相談が、当院には毎月多く届きます。整形外科で変形性膝関節症と診断され、注射を繰り返し、それでも「次のステップは手術」と言われた方が、藁にもすがる思いで検索して来られます。
結論から言います。変形性膝関節症は、段階によっては整体(保存療法)で十分に改善できます。ただし、すべての段階が対象になるわけではありません。このページでは、整形外科リハビリで10年・膝痛専門で5年以上携わってきた理学療法士として、正直にお伝えします。
この記事の内容
変形性膝関節症とは?整形外科と整体師の視点の違い
変形性膝関節症は、膝関節の軟骨がすり減り、骨と骨が直接当たることで痛みや変形が生じる疾患です。日本では推定2,500万人以上が罹患していると言われており、特に50代以降の女性に多く見られます。
整形外科の視点では、X線(レントゲン)で関節の隙間(関節裂隙)を確認し、軟骨のすり減り具合を「グレード1〜4」で分類します。治療は消炎鎮痛剤・ヒアルロン酸注射・装具療法・手術と、重症度に応じて段階的に行われます。
整体(保存療法)の視点では、骨の変形だけでなく「なぜその膝に負担がかかり続けているのか」という根本原因を重視します。股関節・足首の硬さ、インナーマッスルの機能低下、歩行パターンの崩れ——これらを改善することで、変形した骨はそのままでも痛みや機能は大きく改善できるケースが多いのです。
大切なのは「レントゲン上の変形の程度=痛みや不自由さの程度」ではないということ。軽度の変形でも強い痛みを訴える方もいれば、中等度の変形でも日常生活にほぼ支障がない方もいます。
整体(保存療法)で改善できる変形性膝関節症の段階
整体が最も効果を発揮するのは、初期〜中期(グレード1〜2、一部グレード3)の段階です。
- 初期(グレード1〜2):関節裂隙はまだ保たれているが、動き始めに痛む・長時間歩くと痛む段階。この段階では筋力強化・柔軟性改善・動作指導で症状が大きく改善します。
- 中期(グレード2〜3):関節裂隙が狭くなり始め、平地歩行でも痛む・階段が辛い段階。根本原因の特定と継続的なアプローチで、手術を回避できるケースが多くあります。
この段階でよく見られるのは、「膝だけが悪い」のではなく、股関節の可動域制限・臀筋(お尻の筋肉)の機能低下・足首の硬さが複合的に膝への負荷を増やしているパターンです。
理学療法士として整形外科でリハビリに関わっていた頃、「手術の前にリハビリを十分やり切れていない」患者さんを多く見てきました。保存療法を正しく・継続して行えば、手術を避けられる方が確実に存在します。
関連記事:変形性膝関節症でやってはいけない3つのこと — 日常生活で避けるべき動作もあわせてご確認ください。
整体だけでは限界がある段階(正直にお伝えします)
信頼していただくために、正直に書きます。
末期(グレード4)や高度な変形がある場合、整体だけで根本的な改善を図るのは難しいのが現実です。具体的には以下のようなケースです:
- 関節裂隙がほぼなくなり、O脚変形が高度に進行している
- 安静時にも強い痛みがあり、夜間痛で眠れない
- 膝が全く曲がらず、日常生活(トイレ・入浴)が自立困難
- 骨壊死(大腿骨内顆壊死など)を伴うケース
このような段階では、人工膝関節置換術などの手術が最も有効な選択肢となります。整体は「手術後のリハビリをより良くする」「反対側の膝を守る」などのサポートとして機能します。
当院にご来院いただいても、もし「整体の適応外」と判断した場合は、正直にお伝えして医療機関への受診をお勧めします。それが専門家としての誠実さだと考えています。
「注射を繰り返しているけど効かなくなってきた」方へ
患者さんから「もう2年間、毎月ヒアルロン酸を打ち続けているけど、最近は効いている時間が短くなって…」というお話をよく伺います。
ヒアルロン酸注射は関節内の潤滑を補い、痛みを和らげる効果があります。ただし、あくまでも症状を緩和するものであり、「なぜ膝に過剰な負担がかかっているのか」という根本原因には働きかけていません。
注射の効果が短期間になってきた場合、それは「膝関節への負担の根本原因を解決する時期が来ている」サインかもしれません。
整体(理学療法的アプローチ)では:
- 膝への負荷を増やしている筋肉・関節の問題を特定する
- 歩行・動作パターンを改善して膝への負担を根本から軽減する
- 注射の効果が持続しやすい身体の状態をつくる
注射と整体は「どちらか」ではなく、並行して行うことで相乗効果が期待できます。整形外科への通院を続けながら、当院でアプローチを加えている方も多くいます。
関連記事:膝の水を繰り返す原因と整体でできること
整形外科リハビリ10年の理学療法士として見てきたこと
私(長山航大)は理学療法士として、整形外科病院・クリニックで約10年間、主に膝・股関節・腰のリハビリに携わってきました。その中で変形性膝関節症の患者さんを専門的に診てきたのは5年以上になります。
整形外科にいた頃、一番感じていたのは「時間が足りない」ということでした。一人あたりのリハビリ時間は短く、患者さんの動作を細かく分析して根本原因を特定する余裕がありませんでした。「とりあえず筋トレと電気治療」で終わってしまうことも少なくなかった。
そこで感じた限界が、独立して専門特化の整体院を開院した理由の一つです。当院では初回60分をかけて、姿勢・歩行・筋力・関節可動域を丁寧に評価します。「なぜこの膝が痛いのか」を患者さんと一緒に理解していただくことを大切にしています。
理学療法士としての医学的知識と、整体の手技を組み合わせることで、病院のリハビリでは届かなかった部分にアプローチできると感じています。
Noah Body Conditionの変形性膝関節症アプローチ
当院の施術の流れは以下の通りです:
- 60分の初回評価:問診(痛みの経緯・病院での診断内容・生活動作)→姿勢評価→歩行分析→筋力・柔軟性検査。ここで「なぜ痛いのか」の根本原因を特定します。
- 根本原因の説明:検査結果をもとに、図や模型を使ってわかりやすく説明。「この股関節の硬さが膝への負担を◯◯倍にしている」といった具体的な説明で、患者さん自身が自分の身体を理解できるようにします。
- 施術(手技+セルフケア指導):関節モビライゼーション・筋膜リリース・テーピング指導に加え、自宅でできるエクササイズをお伝えします。院内での施術と日常生活の両輪で改善を進めます。
- 経過確認と計画調整:毎回施術前に状態を確認し、改善に合わせてアプローチを更新します。「いつまでに何ができるようにしたいか」という目標を一緒に設定します。
初回料金:¥5,000(60分)/完全予約制・マンツーマン
その他の膝痛に関する記事:膝痛専門コラム一覧
実際の改善事例
事例① 60代女性・変形性膝関節症グレード3
「整形外科で『次は手術ですね』と言われ、怖くて来院」。評価の結果、股関節外旋筋群(お尻の深層筋)の著明な機能低下と、反対脚への過度な体重移動が確認されました。3ヶ月の施術+自主トレで、階段昇降時の痛みが10→3(NRS)に改善。「散歩が楽しくなった」とご報告いただきました。
事例② 70代男性・変形性膝関節症グレード2・ヒアルロン酸注射を2年継続
「注射の効果が3週間しか持たなくなった」とご来院。足関節背屈制限(足首が上に曲がりにくい)と大腿四頭筋の萎縮が主な原因と判断。足首・股関節へのアプローチを中心に施術し、2ヶ月後には注射なしで日常生活が送れる日が増えてきたとご報告いただいています。
事例③ 50代女性・変形性膝関節症グレード1〜2・仕事でよく歩く
「膝を庇って歩いているうちに腰も痛くなった」とご来院。膝→腰の連鎖痛のケース。歩行改善を中心としたアプローチで、6回の施術後に膝・腰ともに大幅改善。「自分の歩き方がこんなに変わるとは思わなかった」とのご感想をいただきました。
よくあるご質問
Q1. 末期(グレード4)と言われましたが、来院してもいいですか?
はい、来院いただけます。まず評価をさせていただき、整体で改善できる余地があるか正直にお伝えします。末期であっても、手術前の筋力づくり(術前リハビリ)や、反対側の膝・腰の負担軽減など、できることは必ずあります。「来て無駄だった」とならないよう、初回評価で率直にご説明します。
Q2. 整形外科に通いながら、並行して来院できますか?
はい、可能です。むしろ推奨しています。整形外科での薬・注射・画像管理と、当院での動作・筋機能アプローチは役割が異なります。「整形外科を辞めて整体に来てください」とは絶対に言いません。主治医との連携を大切にしながら進めます。
Q3. 施術は痛いですか?高齢でも受けられますか?
施術中に強い痛みが出るようなことはしません。痛みの少ない範囲で関節を動かし、緊張した筋肉・筋膜をほぐすアプローチです。70〜80代の方も来院されており、状態に合わせて施術内容を調整しますのでご安心ください。
Q4. 何回くらい通う必要がありますか?
症状の段階や原因によって異なりますが、目安として初期〜中期の方は月2〜3回×3〜6ヶ月のケースが多いです。初回評価後に、状態に応じた大まかな計画をご提案します。「ずっと通い続けてください」ではなく、セルフケアで自立していただくことが目標です。
Q5. 理学療法士と整体師は何が違うのですか?
理学療法士は国家資格であり、医学的な評価・運動療法・物理療法を専門とします。当院院長は理学療法士として整形外科で10年のキャリアを持ったうえで整体院を開院しており、医学的な知識と手技の両方を組み合わせたアプローチが特徴です。単なる「もみほぐし」とは根本的に異なります。
まずはLINEで無料相談
「手術しかない」と言われた膝が、動く。
病院の診断に絶望する必要はありません。整体(保存療法)で改善できる余地があるかどうか、一度正直にお話させてください。
当院ではLINEでの無料相談を受け付けています。症状・経緯・レントゲン結果などを送っていただければ、来院前に「整体で対応できる可能性があるか」をお伝えします。
📍 Noah Body Condition
大阪市淀川区西中島4丁目|西中島南方駅 徒歩3分
初回60分 ¥5,000/完全予約制・マンツーマン