膝の内側・外側・裏側が痛い原因を理学療法士が部位別に解説【原因マップ】

膝の内側・外側・裏側が痛い原因を理学療法士が部位別に解説【原因マップ】

「膝が痛いけど、どこが痛いのか自分でもよくわからない」「内側?外側?裏側?痛い場所によって原因が違うの?」

そんな疑問を持つ方がとても多いです。

実は、膝の「痛む場所」は原因を特定する最重要ヒントです。

この記事では、リハビリ10年の理学療法士が「膝の内側・外側・裏側・膝蓋骨周辺」の部位別に、よくある原因と対処法をわかりやすく解説します。

この記事でわかること

  • 膝の部位別の主な痛みの原因(内側・外側・裏側・前面)
  • それぞれに共通する”本当の原因”とは?
  • 整体でどう改善できるか

膝が痛む場所で原因が変わる理由

膝関節は「骨・軟骨・靭帯・腱・筋肉・滑液包」など多くの組織で構成されています。

それぞれの組織は場所が違うため、どこに炎症やストレスがかかるかによって、痛む場所が変わります。

理学療法士から一言。「どこが痛いか」だけでなく「どんな動作で痛むか」「いつから痛むか」を合わせて見ることで、原因がより精度高く絞れます。

【内側が痛い】主な原因3選

膝の内側(内側副靱帯~鵞足周辺)に痛みが出る場合、以下が代表的です。

① 変形性膝関節症(初期〜中期)

O脚の方に多く、内側の軟骨が先に摩耗します。階段の降りや立ち上がりで痛むのが特徴です。

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② 鵞足炎(がそくえん)

ももの内側から膝内側に付着する腱(縫工筋・薄筋・半腱様筋)が炎症を起こす状態。ランニングや坂道で内側がズキズキ痛む場合に多いです。

③ 内側半月板損傷

内側半月板は外側より固定されているため損傷しやすい部位です。しゃがんだ時や正座でズキッとくる方に多く見られます。

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⚠️ 注意:内側の痛みは「股関節の内転・外旋の硬さ」が根本にあるケースが多く、膝だけを治療しても再発しやすいです。

【外側が痛い】主な原因3選

膝の外側(外側副靱帯〜腸脛靱帯周辺)の痛みで最も多いのはこちらです。

① 腸脛靱帯炎(ITバンド症候群)

大腿外側から膝の外側に伸びる「腸脛靱帯」が摩擦で炎症を起こした状態。ランナーに多く、走り始め〜一定距離で外側が燃えるように痛みます。

② 外側半月板損傷・変性

外側半月板は内側に比べて動きがある分、特定の捻り動作で損傷しやすいです。しゃがみ込みや方向転換時に外側でズキッとくる方に多いです。

③ 大腿二頭筋腱炎

太ももの裏の外側にある「大腿二頭筋」の腱が膝外側に付着する部分の炎症。太もも裏から膝外側にかけてのだるさ・痛みが特徴です。

【裏側が痛い】主な原因3選

膝の裏(膝窩部)は痛みが出ると「何かが挟まっているような」「伸ばすと突っ張る」感覚が多いです。

① ベーカー嚢腫(膝窩嚢腫)

膝関節の滑液が膝裏の袋(滑液包)に溜まって膨らんだ状態。立った時・歩いた時に膝裏がパンパンに張る・コリッとした膨らみがある方に多いです。

② ハムストリングス慢性疲労

太もも裏の筋肉が慢性的に引っ張られ続けると、膝裏への付着部に痛みが出ます。デスクワーク長時間後・階段の上りで膝裏がつっぱる方に多いです。

③ 後十字靱帯損傷(PCL損傷)

膝を後ろ向きに固定する靱帯の損傷。交通事故やスポーツ中の強い衝撃で起こりやすく、膝裏の深部に鈍痛・不安定感が出ます。専門機関での精査が必要です。

【前面(膝蓋骨周辺)が痛い】主な原因

  • 膝蓋腱炎(ジャンパー膝):膝蓋骨の下〜脛骨への腱の炎症。ジャンプ・踏み込みで悪化。
  • 膝蓋大腿関節症(PF関節症):膝のお皿と太もも骨の接触部の摩耗。階段の上りが特に痛い。
  • 膝前十字靱帯損傷:スポーツ中の捻り・着地で断裂。強い不安定感が特徴。

どの部位も「根本の原因」は共通している

股関節・足首の硬さ
膝の上下(股関節・足首)が硬いと、その分のストレスが膝に集中します。

大腿四頭筋・ハムストリングスの筋力低下
膝を支える筋肉が弱いと、軟骨・靱帯・腱に過負荷がかかります。

重心・歩行パターンの乱れ
片足に体重が偏る・内股・ガニ股など、歩き方が膝への継続的なストレスを生みます。

整形外科では「画像で異常なし」と言われても、この3つを解決することで痛みが大きく改善するケースが多いです。理学療法士として10年見てきた実感です。

Noah Body Conditionでの対応

  • 🔍 痛む部位・動作・タイミングの詳細ヒアリング
  • 🦵 股関節・足首・体幹の可動域・筋力テスト
  • 👣 歩行動作・重心バランスの評価
  • 📋 「なぜその場所が痛むか」の原因マップを作成し、施術計画をご提案

「どこが痛いのかよくわからない」「病院で原因不明と言われた」という方こそ、ぜひ一度ご相談ください。

よくある質問

Q. 膝の内側と外側、両方が痛いのですが?
A. 複数箇所が同時に痛む場合、膝関節全体に炎症が広がっているか、または股関節・足首の問題が複合的に膝に影響している可能性があります。変形性膝関節症の中期以降にも多く見られます。まずは詳細な評価をお勧めします。
Q. 痛む場所が日によって変わるのは普通ですか?
A. 痛む場所が変わること自体はよくあります。炎症の広がりや、体の使い方・疲労度によって変化します。ただし「どこが痛いかわからない」状態が続く場合は、専門家による評価を受けることをお勧めします。
Q. 整体に行く前にやるべきことはありますか?
A. 激しい痛み・腫れがある急性期はまず安静と冷却を。慢性的な痛みであれば、いつ・どんな動作で・どこが痛むかをメモしておくと、初回カウンセリングがスムーズになります。
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