腰痛の原因不明と言われた?85%が該当する非特異的腰痛の正体と対処法

腰痛の原因不明と言われたときの4つの分類

「病院で腰痛の原因がわからないと言われた…」

「レントゲンでは異常なしって、じゃあこの痛みは何なの?」

患者さん患者さん
整形外科でレントゲン撮ったけど「異常なし」って言われました。でも腰は痛いんです…
長山院長長山院長
そういう方、実はすごく多いんです。でも安心してください。「原因不明」と言われても、ちゃんと分類できるケースがほとんどですよ。

こんにちは、Noah Body Conditionの長山です。リハビリ10年の理学療法士として、これまで多くの腰痛患者さんを診てきました。

この記事では、「腰痛の原因が不明」と言われた方に向けて、実は分類できる4つのタイプと、それぞれの対処法をわかりやすく解説します。

この記事でわかること

  • 「原因不明の腰痛」の85%が実は分類できる理由
  • 非特異的腰痛の4つのタイプと見分け方
  • 原因がはっきりしている腰痛3つとの違い
  • 腰痛になったときの正しい受診先の選び方

腰痛の85%は本当に「原因不明」なのか?

結論から言うと、「原因不明」ではなく「画像検査では映らないだけ」です。

よく「腰痛の85%は原因不明」と言われますよね。これは以前からずっと言われてきたことなんですが、近年の研究では、この85%の腰痛も大きく4つのパターンに分類できることがわかっています。

つまり、レントゲンやMRIに映らないだけで、痛みにはちゃんと理由があるんです。

患者さん患者さん
え、ちゃんと分類できるんですか?なんで病院では教えてくれなかったんだろう…
長山院長長山院長
病院では画像検査がメインなので、筋肉や関節の微妙な問題は見つけにくいんです。でも理学療法士が身体を触って動きを確認すれば、かなり絞り込めますよ。

注意

ここで紹介するのは「非特異的腰痛」の分類です。発熱・体重減少・排尿障害など他の症状がある場合は、まず医療機関を受診してください。

「原因不明」の腰痛を4つに分類|非特異的腰痛の正体

では、いわゆる「原因不明」とされてきた腰痛の4タイプを、ひとつずつ見ていきましょう。

タイプ1:筋筋膜性腰痛(もっとも多い!)

筋筋膜性腰痛の説明図

一言でいうと:筋肉や筋膜に負担がかかって起きる腰痛

これがもっとも身近な腰痛です。いわゆる「筋肉痛の延長」みたいなイメージですね。

こんな人に多い

  • デスクワークで長時間同じ姿勢
  • 中腰で重たいものを持つことが多い
  • 無理な姿勢での作業が続いている

筋肉や筋膜に過度な負担がかかり続けると、組織が硬くなったり炎症を起こしたりして、腰痛を引き起こします。

タイプ2:椎間板性腰痛

椎間板性腰痛の説明図

一言でいうと:椎間板そのものが傷んで痛みが出る腰痛

「椎間板ヘルニア」とは違います。ヘルニアは中身が飛び出して神経を圧迫するものですが、こちらは椎間板自体が損傷して痛みが出ている状態です。

加齢とともに椎間板が弱くなり、そこに神経が入り込むことで痛みが生じます。

こんなときに痛みが出やすい

  • 前かがみになったとき
  • くしゃみや咳をしたとき
  • 長時間の座り姿勢のあと

タイプ3:椎間関節性腰痛

椎間関節性腰痛の説明図

一言でいうと:背骨の関節やその周りが炎症を起こしている腰痛

背骨と背骨をつないでいる関節(椎間関節)、またはその周りの組織が炎症を起こしている状態です。

こんなときに痛みが出やすい

  • 腰を反らせたとき
  • 前かがみから体を起こすとき
  • 反った状態で体をひねったとき
  • ゴルフのスイングをしたとき

基本的に「体を反らせると痛い」のが特徴です。

タイプ4:仙腸関節性腰痛

仙腸関節性腰痛の説明図

一言でいうと:背骨と骨盤のつなぎ目がズレて起きる腰痛

仙腸関節は、背骨と骨盤をつないでいる関節です。動く範囲はたった3〜5mmしかありませんが、中腰での作業など関節に負担がかかる動作が続くと、わずかなズレ(不適合)が生じて痛みにつながります。

4タイプまとめ

タイプ痛みの原因痛みが出やすい動作
筋筋膜性筋肉・筋膜の負担同じ姿勢、重い物を持つ
椎間板性椎間板の損傷前かがみ、くしゃみ、長時間座位
椎間関節性背骨の関節の炎症体を反らせる、ひねる
仙腸関節性骨盤と背骨のズレ中腰作業

原因がはっきりしている腰痛3つ(特異的腰痛)

一方で、画像検査などで原因がはっきり特定できる腰痛もあります。こちらは全体の約15%にあたります。

腰椎圧迫骨折

腰椎圧迫骨折の説明図

「いつの間にか骨折」と言われるくらい、気づかないうちに折れていることもあります。

高齢の方が尻もちをついたときに起きやすく、無症状の方もいれば、動けないほど痛い方もいます。

椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアの説明図

骨と骨の間にあるクッション(椎間板)の中身が飛び出して、神経を圧迫している状態です。痛みだけでなく、足のしびれが出ることもあります。

腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症の説明図

神経の通り道(脊柱管)が狭くなって、神経が圧迫されている状態です。骨のズレや、圧迫骨折・ヘルニアが原因になっていることもあります。

腰痛になったらどこに行くべき?正しい受診ステップ

患者さん患者さん
結局、腰が痛くなったらまずどこに行けばいいんですか?

腰痛の正しい受診ステップ

STEP 1

まずは整形外科を受診
骨に異常がないか、重篤な病気がないかを検査してもらいましょう。これが最優先です。

STEP 2

異常なしなら理学療法士のリハビリへ
病院に理学療法士がいれば、そのまま院内でリハビリを受けられます。

STEP 3

改善しなければ専門の施術を検討
かかりつけの整骨院や、理学療法士が運営する整体サロンで、より詳しく身体の状態を評価してもらいましょう。

長山院長長山院長
まずは整形外科で「危険な腰痛」を除外することが大事です。その上で改善しなければ、僕たち理学療法士の出番ですね。

Noah Body Conditionでの改善事例

50代女性・デスクワークの方の事例

朝起きたときに腰が痛くて起き上がれず、はって移動していました。薬を飲んで痛みをごまかし、翌日からなんとか仕事には行けましたが、上向きに寝ることができない状態でした。

このお客様に対して、身体の状態を丁寧に評価した上で施術を行ったところ…

約15分の施術で痛みが改善しました。

その後、ご自宅に帰っても楽に過ごせるようになり、翌日以降も痛みは再発しなかったとのご連絡をいただきました。

長山院長長山院長
「原因不明」でも、身体を丁寧に触って動きを確認すれば、原因が見えてくることがほとんどです。あきらめないでくださいね。

まとめ:腰痛の「原因不明」はあきらめる理由にならない

この記事のまとめ

  • 腰痛の85%は「原因不明」と言われてきたが、実は4つのタイプに分類できる
  • 画像検査に映らないだけで、痛みには必ず理由がある
  • 4タイプ:筋筋膜性・椎間板性・椎間関節性・仙腸関節性
  • まずは整形外科で危険な腰痛を除外してから、適切な施術を受けることが大切
  • 正しく原因を特定して対処すれば、改善が期待できる

よくある質問

Q. 病院で「原因不明」と言われたら、もう治らないの?

いいえ、そんなことはありません。画像検査で異常が見つからないだけで、筋肉や関節に原因があるケースがほとんどです。理学療法士による徒手検査で原因を特定し、適切な施術を受けることで改善が期待できます。

Q. 非特異的腰痛と特異的腰痛の違いは?

特異的腰痛は、椎間板ヘルニアや圧迫骨折など画像検査で原因が特定できる腰痛(全体の約15%)。非特異的腰痛は、画像では原因が映らない腰痛(全体の約85%)です。非特異的でも、身体の動きや筋肉の状態から原因を絞り込むことは可能です。

Q. 自分の腰痛がどのタイプか、セルフチェックできる?

ある程度の目安にはなります。前かがみで痛むなら椎間板性、反らせて痛むなら椎間関節性の可能性があります。ただし正確な判断には専門家の評価が必要ですので、気になる方はお気軽にご相談ください。

Q. 腰痛で整形外科と整体、どっちに行くべき?

まずは整形外科を受診してください。骨折や重篤な病気がないことを確認した上で、改善が見られなければ理学療法士のいる整体サロンをご検討ください。

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