膝の痛み止めを飲み続けるとどうなる?理学療法士が教える正しい使い方

膝の痛み止めが手放せない人へ|薬に頼らない選択肢と受診の目安

大事な会議の前に1錠。外回りの日はカバンに常備。膝の痛み止めが、いつの間にか仕事道具のひとつになっていないでしょうか。

西中島南方で膝専門整体をしている理学療法士の長山です。先にお断りしておくと、私は薬の専門家ではありません。服薬の判断は必ず医師・薬剤師に相談してください。そのうえで、リハビリの現場に10年いた立場から、「痛み止めで乗り切り続けた膝」がその後どうなりやすいかをお伝えします。

痛み止めは「治療薬」ではなく「消音ボタン」

ロキソニンやボルタレンなどの痛み止め(NSAIDs=非ステロイド性抗炎症薬)は、炎症のもとになる物質の生成を抑え、飲んで30分〜1時間ほどで痛みを和らげてくれます。急な痛みをしのぐ手段としては優秀です。

ただし、これは症状を抑える薬であって、痛みの原因を取り除く薬ではありません。例えるなら火災報知器の音を消すボタン。音は止まっても、火元はそのままです。

飲み続けることの気がかりな点

見落とされがちなのが、胃への負担。痛みのもとになる物質は、実は胃の粘膜を守る働きも担っています。NSAIDsを飲み続けると、この防御機能が弱まる。だから長期で使う場合は胃薬の併用が一般的なのです。腎臓への負担も指摘されており、長期連用中の方は定期的なチェックを医師と相談してください。

そしてもうひとつ、私が現場でいちばん気になっているのがこれです。

痛みという「アラーム」を消し続けるリスク

痛みは、膝からの警告です。薬で警告音を消したまま同じ働き方・同じ動き方を続ければ、負担の原因は放置されたまま。数年がかりで進行してから来院される方を見るたびに、もっと早い段階で体の方に手を打てていれば、と感じます。30〜40代は、まだ打てる手が多い時期です。

見直しを考えたいサイン

急性期の痛みや、医師の指示がある場合は、指示どおり服用してください。一方で、3ヶ月以上ほぼ毎日または隔日で飲んでいる、飲まないと仕事にならない、効きが以前より鈍い——こうした状態なら、「薬で抑える」から「原因に手を打つ」への切り替えを検討するタイミングです。減らし方も自己判断ではなく、処方医に相談を。

薬に頼らない体づくり、何から始めるか

膝痛の多くで負担の背景になっているのは、筋力・柔軟性・体重・使い方の4つです。

まずは太ももとお尻の筋力。膝を守るクッション役で、週2〜3回の筋力トレーニングが目安です。次に柔軟性。毎日5〜10分のストレッチで、膝まわりの突っ張りを減らしていきます。体重も正直に効いてきます。体重が1kg増えると歩行時の膝への負担は約3〜5kg増えるとされ、逆に言えば、減量は少しでも膝に返ってくる投資です。

とはいえ、自己流の筋トレで悪化させる方も少なくありません。どの筋肉が弱く、どこが硬いのかは人によって全く違うためです。ここは専門家の評価を挟む価値があります。

整形外科を受診すべきケース

腫れて熱を持っている、夜も痛くて眠れない、ケガのあと急に痛み出した、膝の形が変わってきた。こうした場合は整体ではなく、まず整形外科で検査を受けてください。順番を間違えないことが、結局いちばんの近道です。

「薬を減らしたい」と思ったら

Noah Body Condition(大阪・西中島南方、新大阪からもアクセス良好)では、初回¥4,980で膝の負担の原因評価を行い、薬に頼らない改善プランを一緒に設計します。効果には個人差がありますが、「なぜ痛いのか」が分かるだけでも、薬との付き合い方は変わるはずです。LINEで無料相談もできます。

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この記事を書いた人

長山航大 理学療法士

長山 航大(理学療法士)

整形外科クリニック勤務後、膝痛専門整体として独立。リハビリ10年の経験を活かし、大阪・西中島南方で膝痛の根本原因を追求する施術を行う。Noah Body Conditionセラピスト。